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2009年4月14日 (火)

「偽伝、ジャンヌ・ダルク」千秋楽☆

「偽伝、ジャンヌ・ダルク」

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あと残すところ1日、2公演。

ダブルキャストなので、ひとつひとつが千秋楽です。

かみしめて、踏みしめて参りたいと思います。

もうしばらくお付き合いいただけると嬉しいです。

たくさんのご来場ほんとうにありがとうございます。

今回ご来場いただいた皆様のご意見が本当に僕らのためになっています。

愛あるダメ出し、トゲのあるダメ出し、半信半疑で聞くお褒めの言葉、みなさまのご意見が本当にありがたいです。

本日のアンケートに、教会の神父さまのものがありました。

「最初はキリスト教を揶揄するような芝居なのではないかと身構えて行ったのだが、見てみると、とても忠実で誠実な解釈で驚きました」

というもの。

また、この劇のことを教会の説教で取り上げてくださるとのことも書いてありました。なんだか大変うれしかった。

それから、フランス史を専攻している方からのアンケートも。「***のエピソードは知りませんでした。本当なんですか?」とのお言葉も。本当です。今回、偽伝と言いながら、うそは本当に少ないです。

なんでしょうか。

今回、僕の姿勢がカトリック的であったというか、真実に対して開かれていたというか、浅はかな人間の作為を舞台上にあげることをしなかったというか(それは創作の放棄にもつながる危険なことなのですが)、それが表れているのだろうと感じました。

作家としての僕が何かを書くと言うことに集中するのではなくて、ジャンヌ・ダルクの声、15世紀フランスを戦った人たちの声を聞くことに集中したことが、今回の問題点であり、また今回の収穫の原因なのだろうと思っています。

批判の多くが、一人複数役をやる上に、衣装替えもないというところに集中しました。もちろんこれは意図的にやったことで、役者側はわかりやすさのためにいろいろと服を変えたがりますが、それを止めたのは演出の僕です。僕はむしろ観客に混乱してほしかった。たとえばロベール・ド・ボードリクールが、ピエール・コーションに見える時、たとえばアランソン侯ジャン二世がリッシュモン大元帥やヨランド・ダラゴンに見える時、たとえば、シャルル七世がル・バタール・ド・オルレアンに見える時、その時、僕らは15世紀フランスを普遍的な物語へと昇華できるはずだからです。事実に依拠しながら、一つもウソをついていないのに、大きなウソをついているわけで、しかし、そのウソの向こうに、真実を見ることができるのでは・・・と祈ると言うか。そういう思いで、あの一人複数役、衣装替えなしという難しい挑戦をしたのです。

それが意図どおりにできたのかどうかはわかりません。

ほんとうに感じる人によって違うようです。

言ってみれば、リトマス試験紙のような舞台と言うか。

が、やはり千秋楽に向けて、完成度が高まり、安心してみることができるようになったのも事実です。最初はどうなるかと思いましたよ(^^;

なのでよかったらぜひ見に来てください。

面白いとは断言しません。

というか、劇になにを求めるかですよね。

僕らは今回、エンターテイメントを目指したのではなく、本当にランスを目指したのだと思います。その役者や演出家、作家のチャレンジを面白いと思えるかどうかじゃないのかなと思ったり思わなかったりです。

ちなみに、次回7月公演はエンターテイメントを目指しますよ(笑)

ところで、千秋楽につき、配役をね、発表してみようかな。

今回、いろいろな考えから配役なんて一切発表しなかったのですが。
(役者名、配役名の順で。ダブル・キャストの役者名はチーム・ホワイト、チーム・ブルーの順番で)

■安川結花
・ジャンヌ・ダルク

■若宮 亮/青木ナナ
・アランソン侯ジャン二世
・リッシュモン大元帥
・パリ大学学生ジャン(架空の人物)
・ヨランド・ダラゴン
・ジャンヌの兄ジャックマン
・ヘンリー5世(本番ではカットされたシーン)
・ベッドフォード侯ジョン・オブ・ランカスター
・神の声

■乃木太郎/竹内勇人
・王太子シャルルのちシャルル七世
・デュラン・ラクサール(ジャンヌのおじさん)
・ル・バタール・ド・オルレアン
・ヘンリー5世の秘書トレサール
・神の声

■峯尾 晶/斉藤新平
・ジル・ド・レ
・ジャンヌの兄ピエール
・元パリ代官シャテル(カボシュの乱の首謀者)
・ヨランドの密偵ジャン(架空の人物)
・神の声

■加藤沙織/白木あゆみ
・シャルル王太子の妃マリー
・ジャンヌ・ダルクの親友オービエット
・娼婦ジャンヌ(架空の人物)
・神の声

■花音/井川千尋
・ジャンヌ・ダルクの親友マンジェット
・ヘンリー5世の妻キャサリン(本番ではカットされたシーン)
・ピエール・コーションの母
・神の声

■菅野貴夫
・ピエール・コーション
・ラ・トレムイユ
・ロベール・ド・ボードリクール
・ラ・イール
・神の声

■ナカヤマミチコ
・神の声
・ジル・ド・レの母

今回の芝居は上のことを知っていれば知っている人の物語の見え方があり、知らない人には知らない人の見え方があるはずです。それを意識しました。ので、別に知らないでいい情報です。が、何回も見られている方は、上の情報を参照しながらみても面白いかも。

さてさてとりあえずあと2回です。

この作品は再演したいと思っていますが、今の青々しい芝居は今しか見れません。ぜひ今この時に見にいらしてください。

「偽伝、ジャンヌ・ダルク」

池袋シアターグリーンでやっています。
(以下の時間は開演時間です。ブルー、ホワイトはキャストの違いです。内容に違いはありませんが、印象はかなり違うように思います。)

4/14
16:00ホワイト
19:00ブルー

それからご観劇後はよろしければアンケートにご意見ご感想をご記入ください。コリッチへの書き込みなどもよろしくお願いします。では池袋で会いましょう!

CoRichへの書き込みは次をクリック。
(PCから)http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_main_id=9146
(携帯から)http://www.corich.jp/m/s/stage_detail.php?stage_main_id=9146

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写真はチラシ写真の別バージョンです。撮影と色処理を僕自身が行いました。いつもうちのチラシを撮影してくれている岩切さんや、恩師金子修介監督にもお褒めいただきました。どうでしょうか?なかなかすごくない(笑)?

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「偽伝、ジャンヌ・ダルク」

2009年4月7日~4月14日

池袋シアターグリーン・BASEシアター

詳細情報はこちら
 ↓
http://www.alotf.com/
http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_main_id=9146

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